あけましておめでとうございます!
皆さま、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
デストルドー9で脚本と監修を担当しております、渡辺流久里(わたなべなぐり)です。
昨年は、デスナインを応援していただき、誠にありがとうございました。
立ち上げの企画ということもあり、手探りな部分も多々あったのですが、キャストスタッフ関係者の皆様のお力添え、お客様の応援のお陰で、無事に幕を降ろすことができました。
それだけではなく、1/11-12の朗読劇、秋の本公演とさらにこの世界を広げることができるようになりました。
皆様のお力があってこそです。
心から感謝しています。
何かを判断するときには、それはお客様の喜びに繋がるのか、自分たちの都合が先行してしまっていないかを最優先に考えながら、メンバー一同試行錯誤してきました。
時には苦しいこともありましたが、お客様に幾度となく励まされ進むことができました。
今年も、少しでもこの世界を楽しんでいただけるよう、愛していただけるよう、日々精進していきますので、未熟な点もあるかと存じますが、何卒よろしくお願いいたします。
さて、前売り券完売となり嬉しい悲鳴をあげました朗読劇(ご購入いただけなかったお客様、誠に申し訳ございません……!)
デスナイン本公演で描けなかったエピソードなどを思う存分に描かせていただきました。
朗読ならではの、ミニマムな空間ならではの作品をお届けしますので、楽しみにしていてください!
わずかではございますが当日券も販売&千秋楽ディレイ配信&脚本販売もありますのでこちらもご検討いただければ幸いです。
執筆しながら、この世界のキャラクターたちが本当に愛しいなぁと改めて感じました。
世界の敵と呼ばれた束田唯と束田紀彦。
この二人のエピソードも掘り下げて描かれます。今回、二人の本名も明らかになります。
宿命の兄弟である小早川綜真と小早川幾実、そしてその両親である小早川千紘と織原紅のままならない関係。
極限状況に置かれた五十嵐遼。親友である野一色頼と原之園准との関係。
「空っぽ」と呼ばれた二階堂優の新たな一面。
教師になれなかった教官、守野純の過去。
などなど。
今回出演しないキャスト陣含め、皆さまとても深くキャラクターについて考えてくださり、時にはシナリオからキャスト様に「このキャラクターはこの時どうすると思うか?」とヒアリングすることも。
心から信頼しています。
共に作品づくりができること、嬉しく思っています。この場を借りてお礼申し上げます!
デスナイン本公演での思い出もふとした瞬間に蘇ります。
本番直前、舞台に向かう緊張感に満ちた表情や、千秋楽後、廊下で涙を流していたキャストさん。
とにかく体力を使う公演でしたので、疲労も蓄積していく中、楽屋は常に明るかったです。
これだけ男性がいる現場も珍しく、また、女性キャスト様も皆さまチャキチャキとかっこいい方ばかりでしたので、たいへん賑やかな現場でした。
不思議なもので、苦しいこともあったはずなのに、終わった後には楽しかったな、という印象が強く残ります。
これもキャストスタッフ、お客様の応援のお陰です。
初演を越える作品になるよう、新作は更にレベルアップしなければと思います。
新作であるアドゥレセンスの聖戦の制作も進んでいます。
結果がどうなるかすでにお客様が知っている物語。
その中で、彼らの生き様をどう描くのか。
一人一人のキャラクターと向き合いながら、命の煌めきをしっかりと描きたいと思っています。どうぞご期待ください。
ADではどうしてもやりたいことがあり、スタッフ陣とも現在試行錯誤しているところです。
情報も随時発表していきますので、楽しみにしていてくださいね。
この世界がどこまで広がっていくのか、いつまで描き続けることができるのか、私共も未知の部分がありますが、一作品一作品、全力で制作して参ります。
2020年、引き続きデストルドー9の応援、よろしくお願いいたします。
渡辺流久里