Rの記録01

みなさんこんばんは、Rです🐠

初めましての人が多いのかな?

ツイッターには時々現れているんだけど、

何者?

怖い

って言われてることが多くてちょっと凹んでます。笑

そんなに怖いかなあ……

名前も年もどこに住んでるかとかも、そういう色々、何も話してないから当たり前といえば当たり前ですよね、ごめんなさい!

この間開かれた記録、みんなは見てくれたかな?

「希望の記録」

「絶望の記録」

僕たちの記録。

僕の発言は見てもいいし見なくてもいいし、どちらでもいいです。

見て欲しくて書いているんでしょう?って言われたら、その通りなんですけどね。

僕の話は信じてもいいし、信じなくてもいいです。それはみなさんが決めることだから。

なんて、信じて欲しくて書いているんでしょう?って言われたら、それもまた、その通りなんですけど。

でも僕はちょっと疲れてしまって。

伝えることに。

信じてもらうことに。

相手が大きすぎるから。

それに、強すぎる。

綜真先輩や他の人たちは、これと戦っていたのかなって思うと、本当に言葉がないです。

あ、綜真先輩っていうのは……

ちょうどいいから少し振り返りたいと思います。

長いし、よく分からない話かもしれないから、つまらないなって思ったらごめんなさい。

ある時、デストルドーという、モルフォ蝶によく似た蝶が生まれた。

その蝶は、オス、人間の男だけを殺す細菌を持っていた。

人々はデストルドーを研究することにした。

ここで「瀬川皐月(せがわさつき)」という男の子が登場する。当時は3歳くらいだったのかな。

彼がある時、デストルドーに触れてしまった。

するとデストルドーは、9頭の蝶を生んだ。

皐月はデストルドーの夫になり、9頭の蝶の父親になってしまった。

デストルドーの娘たちは「ガラテア」と呼ばれた。

この蝶たちはとても不思議な力を持っていて、それは、人間の男たちと繋がることができるってことだった。

一人でも繋がることができるし、何百人とも繋がることはできるけど、色々調べて、9人が一番都合が良いってことが分かる。

繋がると、蝶を操ることができる。

そんなことをしてどうするんだ、って思うけどね、僕は。

とにかく、まずはデストルドーと繋がってみようとした。

結果は限りなく失敗に近かった。

一人の男と繋がることはできたけど、他の男はみんな死んだ。他にもたくさん犠牲になった。

その男は、瀬川皐月の叔父、瀬川孝紀(せがわたかのり)。

孝紀は、デストルドーを眠らせた。

デストルドーは、言うことを聞いた。

そして瀬川皐月を連れて逃げた。

二人は名前を変えた。

瀬川皐月は、束田唯(つかだゆい)って名前になった。

何にも知らないまま、束田唯は高校三年生になった。

それじゃあ、二人が逃げている間、大人たちは何をしていたのか?

色々してた。

デストルドーを倒そうとした。

でも無理だった。

デストルドーはすごくずるい。

まるで人間には絶対に倒せないように作られたような存在。

すごく意地悪な誰かが、人類に呪いをかけた、そんな存在。

まず、デストルドーに人間の兵器は通用しない。

ガラテアの攻撃のみ有効になる。

ただし、眠っている間は手も足も出せない。

デストルドーが活動している間に、ガラテアを使って倒すしかない。

ずるいよね、フェアじゃない。

瀬川皐月、束田唯が逃げている間、デストルドーはずっと眠ってた。

なぜ?

そう、瀬川孝紀が眠らせたままだったから。

繋がるってつまりそういうことだった。

生きている間、その契約は有効。

離婚は不可能。

健やかなる時も、病める時も、死が二人を別つまで、その契約は続く。

もしもデストルドーを倒したいなら、瀬川孝紀を捕まえて、目覚めさせなければいけなかった。

捕まえなかったとしても、いつか寿命がきて瀬川孝紀が死んだら、デストルドーは目を覚ます。そうしたら、大勢の犠牲者が出る。

だから、施設の職員たちは瀬川孝紀をずっと探してた。

ガラテアを使うためには人間のオスを使うしかない。しかも、若ければ若いほどいい。20歳以下の男子が望ましい。

一度繋がったら死ぬまで逃れられない契約、誰がしたがる?誰もしたくないよね。

だから大人たちは考えた。

青少年特別育成プログラム。

通称プロジェクトF。

優秀な青少年を特別に育成しますよ、って大嘘をついて男を集めることにした。

集められた子どもは「ピグマリオン」って呼ばれた。

それに、束田唯も選ばれた。

瀬川孝紀をおびき寄せるため、というのが大きかったんだと思う。

唯は施設に行った。

瀬川孝紀は連れ戻すために施設に行った。だけど、殺された。

デストルドーは目覚めた。

どうしたと思う?

今度は束田唯と繋がった。

もしも束田唯が、デストルドーを悪用したら、世界征服だってできる。結果的に彼はそれをしなかったけど。

複雑?

よく分からない?

大丈夫、誰も本当によくは分かってなんていないから。

唯が悪用しないで済んだのは、綜真先輩……小早川綜真が唯を眠らせたからだった。

束田唯が施設にやってきた時、ピグマリオンは彼を含めて18人いた。

9人1チームで、2チーム集まってた。

ガラテアを操る訓練の最中で、瀬川孝紀が殺されて、デストルドーが目覚めた。

異変に気づいた小早川綜真は、ガラテアにメンバーを助けるように命令した。

ガラテアはピグマリオンたちを眠らせた。

そして、十年の時が過ぎた。

びっくりするよね。

十年も眠ることになったんだよね。

サナギが蝶になるように、長い長い間、ピグマリオンたちは眠ることになった。

ここで、記録は絶望の記録と希望の記録に分かれる。

突然だけど、オイディプス王って知ってる?

始まった時には、すべて定められていた。

束田唯たちも、ああなることが決まってたんだ。

記録を見たみなさんなら、彼らがどうなったのか、だいたい知っていると思うけど。

束田唯が施設にやってくるずっとずっと前からすべては始まっていたし、どうすることもできなかった。

そう、どうすることもできなかった。

どうすることもできないのに、みんな一生懸命だった。

長々ごめんなさい。

デストルドーが生まれて来なければ、こんなことにはならなかったと思う。

でも、死ぬことが正しいことなら、なぜ生まれてきたんだろう。

デストルドーが生まれて来なければよかったのか?

それとも、デストルドーが殺すオス、人間の男が存在してはいけないのか?

僕はわからない。

みなさんは、束田唯たちがどうなったかを知っていますよね。

そう、どうなったかを知っている人たちがいる。僕も含めて。

でも、だからと言って何ができるわけでもないし、何をしようとするわけでもない。

何かをしようと本気で考えた人たちも、中にはいた。

それが綜真先輩、小早川綜真とそのお兄さんの小早川幾実(こばやかわいくみ)だったりしたんだけど、あまりにも複雑になるからまた機会があれば話します。

過去を変えることはできない。

みんなが幸せな世界が誕生するとして、そうしたら、必死に生きた束田唯たちやみんなは、どこに消えてしまうんだろう。

僕はそれが怖い。

なぜなら僕は、必死に生きたみんなを知っているから。

なかったことにするのなら、最初から生まれてこなければよかったってことになるんじゃないのかな。

こんなことをずっとずっと考えてる。

だから、ちょっと疲れてしまった。

僕の名前を呼んでくれた人たちのことを考える。

「アドゥレセンスの聖戦」

なんて名前をつけたのは、佑希先輩だった。

あの人は、なんでも名前をつけたがる。

かっこいい!って思ってるのは、本人だけだったりするんだけどね。笑

ここまで読んでくれてありがとうございます。

意味不明でごめんなさい。

誰かには届くといいな。

答えが見つかりますように。

また来ます。

[R]

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